タロットの逆位置とは?正位置との違いと読み方
逆位置が出ると不安になる方へ。正位置との違い、よく使われる三つの読み方、そして怖がらなくていい理由を整理します。

逆位置とは、カードの向きのこと
タロットを並べたとき、絵が上下逆さまに出ることがあります。これを逆位置と呼びます。絵がそのままの向きで出た状態が正位置です。違いは向きだけで、カードの種類そのものが変わるわけではありません。
カードを混ぜて広げていく途中で、向きは自然に入れ替わります。ですから逆位置は特別な合図ではなく、ただ起こりうる出方の一つです。
逆さまに出たというだけで、悪い知らせを受け取ったと思わなくて大丈夫です。まずは、そのカードがもともと何を表しているのかを思い出すところから始めます。
正位置との違いは、意味の表れ方
正位置は、そのカードが持つ意味がまっすぐ素直に表れている状態だと考えられています。言いたいことがそのまま届いている感じに近いかもしれません。
逆位置では、同じ意味にひとひねりが加わります。力が弱まっている、まだ形になっていない、あるいは行き過ぎている。そんな含みが出てくると説明されることが多いです。
大事なのは、カードが別のものに入れ替わるのではないという点です。元の意味を知っていれば、逆位置の読み方もそこから自然につながって見えてきます。
よく使われる三つの読み方
一般には、逆位置の読み方は三つに整理されます。一つめは、弱まる・遅れるという見方です。正位置の良さがまだ十分に出ていない、進みがゆっくりになっている、という受け取り方になります。
二つめは、行き過ぎという見方です。正位置では長所だったものが強く出すぎて、かえって窮屈になっている状態を指します。やさしさが心配しすぎになってしまう、といった具合です。
三つめは、裏返りという見方です。正位置とは反対の面、あるいは表からは見えにくい内側の気持ちが出ている、と読みます。
どれを選ぶかは、聞きたいことや、一緒に並んだ他のカードとの関係で決まります。三つのうち一つだけが正しい、というものではありません。
怖がらなくていい理由
逆位置を怖く感じるのは、逆という言葉が悪い方向に聞こえるからかもしれません。けれど実際には、正位置のほうが重く読まれるカードもあります。
厳しい絵柄のカードが逆位置で出たときには、その厳しさが和らいでいる、通り過ぎようとしている、と読むこともあります。向きだけで良し悪しが決まるわけではないのです。
それに、タロットは出来事を言い当てる道具というより、今の状況を言葉にして考えるための道具として使われてきました。逆位置も、見落としていた角度を教えてくれる合図くらいに受け取ってみてください。
恋愛のことで逆位置が出たとき
好きな人との関係を考えているときに逆位置が出ると、うまくいかない知らせのように感じてしまうかもしれません。そんなときは、先ほどの三つの読み方をあてはめてみると、少しほどけることがあります。
進みがゆっくりなのか、気持ちが強く出すぎているのか、それとも、まだ言えていない本音があるのか。どれも、相手を責めたり自分を責めたりしなくていい見方です。
たとえば連絡の頻度が気になっている日なら、相手の気持ちを一つに決めつける前に、自分がこの関係でどうしたいのかを並べて考えてみる。逆位置は、そんな立ち止まりのきっかけとして受け取ることもできます。
カードが示すのは今の風向きのようなもので、これからどう動くかを決めるのはあなたです。読んだあとに残った自分の気持ちのほうを、大切にしてください。
逆位置を使わない読み方もあります
占う人によっては、逆位置を取らず、すべて正位置として読み進めることもあります。どちらが正しいというものではなく、何を見たいかによって選ばれています。
はじめて自分で引いてみる日は、逆位置を使わずに練習しても構いません。慣れてきたら、向きのある読み方も少しずつ試せます。
気になるカードが出た日は、その絵のどこが目に留まったかを一行だけ書いておくと、あとから読み返すときの手がかりになります。